やっと子供の預け先の保育園の手配もでき、産休も終わったのでいよいよ職場へ復帰の時です。休んでいた期間が長いだけに、職場への復帰には不安があります。
遅い結婚による妊娠・出産は、女性のキャリアをも脅かすものがあります。確かに子供は大事ですが、自分の人生を脅かす存在でもあるわけです。しかし、生まれてすぐの子供にとって母親がいなければ生きていくことさえ危ぶまれる事態にもなります。
子供か自分のキャリアか、どちらを優先するかで妊娠前からずいぶん悩んできたのではありませんか。しかし、出産が終わったからといってこれで終わったわけではなく、これから子供の育児とキャリアのどちらを優先すべきかで悩むことが始まります。
キャリアを活かして働いてきたから少々の休みなど気にするものではないだろうと思うのは、あなただけかもしれません。忙しい職場であれば、あなたが休んでいる間あなたがしていた仕事を誰かが変わりにしていたかもしれませんし、あなたが産休に入ると同時になくなってしまったかもしれません。
責任のある立場であったり何かのプロジェクトの大事な一員だった場合は、間違いなく誰かが代わっている可能性は大です。会社は穴の空いた席をそのまま放っておくはずはありません。責任のないあまり忙しくない時間に融通の利く職場への配置転換はありえます。
そのあたりを、妊娠する前に状況を調べておいて間違いがないでしょう。そして、産休明けの時期についてのタイミングをよくはかることが、自分のキャリアを守る意味でも必要なことです。
忙しい職場であれば、会社側が育児と仕事の両立は時間的に無理と判断すれば、あなたの人生はそこであなたが考えた人生とは全く違ってきます。それは覚悟しておいて間違いないでしょう。
復帰の時期ですが、まず同じ席に戻ろうとした場合、同僚や他の信頼のおける人から会社の状況を聞き、復帰の時期を考えるべきです。そして、その時期は生まれた子どもがどういう状況かを考え、保育園のように安心して子供を預けられる場所とその時期が判明してからにすることが大事です。
自分の体の調子や子供の成長具合、そして会社の今の状況が天秤にかけられどれを一番大切にしなければいけないのかの判断で、しっかり悩んでください。